福山YEG 平成29年度 会長所信

平成29年度福山商工会議所青年部基本方針

スローガン「継承、さらなる飛躍へ」 会長 佐伯 誠

平成29年度、9年目を迎える福山商工会議所青年部。平成21年に熱き志をもった80名からスタートし、先輩方の弛まぬ努力により成長し続けメンバー数も165名を有する備後経済にとってなくてはならない団体になりました。私は、このすばらしい福山商工会議所青年部の第8代会長を拝命させていただき大変光栄に思います。また光栄に思うとともに会長としての緊張と責任を強く感じています。

 

本年度は、「継承」と「飛躍」をスローガンに一年間、邁進していく所存です。「継承」とは、先輩方の築きあげてきた福山YEGの良さを残し、時代の流れや規模に合わせた福山YEGへと発展させながら、本会の設立目的である「親睦」と「研鑽」をより実践しやすい事業を構築してまいります。「飛躍」とは、成長し続ける福山YEGの良さをもっとメンバーに知っていただき、メンバーの企業が成長し、よりこの福山YEGが活性化することだと考えます。福山YEGには多くのチャンスがあり、メンバー全員が等しく得ることができるものです。一人ひとりがこのYEGに何を望むかで得るものが変わるでしょう。私は、メンバーのみなさんに福山YEGの魅力を感じていただき、多くの学びや気づきを得ていただきたいと考えます。福山YEGでは、委員会に配属され担当の事業を行いますが最近では事業の規模も大きくなった事業もあり、委員会の事業も大切ですが、ぜひ他の委員会の事業にも参加してより福山YEGの良さを知っていただきたいです。ひとつの形に固執するのではなく、多面的で柔軟な発想も必要です。自らが社会の様々な変化に柔軟かつ弾力的に対応できるよう備えることが重要であり、そこにある可能性や能力を最大限に引き出しましょう。

 

福山YEGには、OBとメンバーが集える場があり、この福山YEGを創り上げてこられた先輩方と交流することができます。「交流」は相手を知り、理解し、価値観を共有する事で、自分自身の視野や考え方に幅が生まれ、そこから仲間意識や一つの目的に向かって協力する意識が育ち、個の成長と組織力の向上に繋がっていくものと考えます。YEGという共通の話題で親睦を深め、繋がりをより強固にできる交流事業の構築に努めます。

 

設立当初のメンバーも少なくなり新たな思いで入ってこられたメンバーも増えました。本年度は、180名を超える単会を目指し、会員拡大を強化していくために、メンバーが楽しく事業に取り組み、多くの出会いが生まれ、交流を深めることが重要であります。そして、私たちは異業種の集まりであり、経営の抱える問題はそれぞれ違います。しかし、経営者としての立場は同じですし、事業を継続していくには健康でなければ自企業の発展にも繋がりません。飛躍するためにも新たな仲間を増やし、ともに学びましょう。

 

本年度の全国大会は岐阜県「各務原」、中国ブロック大会は広島県「三次」となり、中国ブロック大会においては5年に一度の県内開催の大会となります。YEGには福山の地だけではなく日本の中にも多くの親睦と研鑽を深める場があります。福山YEGからも出向者を輩出していますし、平成30年度には県連会長も輩出します。多くのメンバーとともに開催地を訪れ地域を越えた交流から人と人とが繋がり、情報を共有することで新たな気づきや学びを得ましょう。

 

市街地活性化は福山の商工業の発展にも繋がります。街の灯りプロジェクトは、昨年より福山城で関係諸団体や多くの市民と力をあわせ開催され冬のイベントとして大きな成果を得ました。この事業は、5周年の記念事業として始まり、切磋琢磨しながら一つの大きな事業へと生まれ変わりました。本年度も福山YEGとしてさらに内容を充実させ、福山YEG10周年、そして福山城築城400年にむけて繋がる事業へと展開してまいります。

 

ジュニアエコノミーカレッジは本年度で3回目を迎えます。子ども達に商売体験を通して、自ら決めて行動し結果をだす事業です。この事業の経験が将来の仕事に対しての考え方に大きく良い意味で影響を与えると確信しています。さらにブラッシュアップし未来へ飛躍する子ども達がより参加しやすく楽しめるよう努めます。福山YEGが行うことで、地元企業を知ってもらい、子ども達と一緒に成長していきましょう。

 

福山YEGに入会したメンバーは、自企業の発展に繋がると入会された方も多いでしょう。この思いを実現するためにも様々なビジネスマッチングやビジネスチャンスの手法を学び、メンバーの会社が元気になる事業を構築します。そして、多くの方々に私たちの活動を発信していくことも重要であり、発信のあり方を検討することで協力者や仲間が集まり、さらには会員数の拡大にも繋がると考えます。情報を迅速に地域に発信し、地域に根ざしたYEGとして知名度の高い組織にしてまいります。

 

福山YEGにはメンバーの集える場として総会、例会などがあります。福山YEGの要でもあり重要なメンバーの意思統一の場です。そして、様々な情報を得る場でもあるので、多くのメンバーが集える機会にしたいと考えます。160名を超える単会となった今、しっかりとした基盤を持ちながら時代の変化やニーズに対応できる柔軟性を持つことが必要です。先輩方が築かれた組織運営を継承し、成長し続ける組織となるよう環境を整備しスムーズな諸会議運営を目指します。

 

健康とは、社会的にも健常で心身も健全であることと定義されています。健康経営とは、社員の健康を重要な経営資源と捉え社員の健康の維持、増進と企業の生産性向上を目指す経営手法のことです。YEGでも同じで健康経営が必要であると考えます。

メンバーにとってYEGは自企業の発展に繋がらなくてはなりません。その為には、YEGとして熱き志を持った先輩方が築き上げてこられた歴史と伝統を継承し、よりブラッシュアップしなければなりません。また、飛躍するにはしっかりと研鑽しながら魅力ある事業を行い、自企業の発展に繋がる1年となるよう、メンバーとともに取り組んでまいります。

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