2016年度 東広島YEG 会長所信

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平成28年度
東広島商工会議所青年部
会長 牧尾 和志

平成28年度スローガン
「継 -受け継ぐもの、繋ぐもの- 」

皆さんは何のために東広島YEGに所属し活動を行っているのでしょうか。

自らのレベルアップを目指した自己研鑽のため。所属する企業のさらなる発展のため。楽しく頼もしい一生涯の仲間がいるから。東広島という素晴らしい地域で活動するから。酒まつりという誇らしく、愛すべきお祭りがあるから。

それともまだ答えが見つからず探している最中でしょうか。

100名を超える会員がいればそこには100通りを超える答えがあり、それらすべてが正しいと言えるでしょうし、答えは必ずしも決まった形で表わされるものでもなければ、必ず答えが見つかるとも限りません。

様々な業種・立場の仲間が集結し、ありったけの知識と迸るほどの情熱が注がれた青年部活動の可能性と影響力に限りはなく、幅広い教養、溢れんばかりのエネルギーと行動がそこにはあり、間違っていることなど一つも無いと言えるでしょう。

そして、我々の活動がこの地域の発展において重要な原動力となっていることは紛れもない事実であると考えます。ではどうして我々はこのようにのびのびと、東広島YEGとして様々な活動を展開することができるのでしょうか。

平成が始まると同時に立ち上がり、28年という長い年月をかけ、これまで数多くの諸先輩方が関わり、脈々と築きあげられてきた東広島YEG。ゼロから立ち上げて頂いたその爆発力と、長く継続して頂いたことに敬意を表すとともに、活動の土台を作ってきて頂いたことに感謝を忘れてはいけません。この土台こそ我々がのびのびと活動を展開することができる一番大きな支えとなっているはずです。

そして、我々はこの土台を承継し次世代へと繋いでいかなければなりません。ただそのままの形で繋ぐのではなく、どんな時代であろうが決して変えてはならないもの、時代に合わせて変えていかなければならないものをしっかりと見極め、次世代がしっかりと活動ができるような土台作りが、青年経済人の使命であると考えます。

会社においても、同じことが言えるのではないでしょうか。事業を承継した者には受け継いだ土台があり、事業を起こした者には繋げる土台がある。各々の土台を受け継ぎ、繋いで次世代へ向かって歩を進めて行く。

想像もつかないような金融危機、天災、テロが起こり、世界のどこかでまた核実験が行われる、そんな目まぐるしく色を変える世の中。

我々東広島YEGは青年経済人として、もっとも行動力と情熱を携えた団体として、しっかりと世の中を見据え、受け継がれてきた土台の上に立ち、1年の間にいくつもの会議・活動、そして挑戦を行う。現在の我々において当然のように繰り返されているそのことこそが、次世代へと繋ぐ土台となって行くことでしょう。

この1年の活動を終えたとき、我々は青年経済人として更にレベルアップし、仲間との絆は更に深まり、東広島はもっと魅力的な街になっていることは間違いありません。そしてその時、そこには今までよりさらに変化を遂げた土台がくっきりと見えるのではないでしょうか。

また、何のために東広島YEGで活動しているのか、その答えもきっと見つかっているはずです。さあ、みんなで東広島YEGを受け継ぎ、次世代へと繋いでいきましょう。